補聴器の効果
補聴器を装着することで今まで聞こえにくかった色々な音が聞こえやすくなります。会話などおっくうになりがちだった方が補聴器を装用するようになってから行動的になった方々がたくさんいます。もしあなたが聞こえにくさが原因で行動を控えているのならとても悲しいことです。ぜひ、補聴器のすばらしさをご体験ください。
にぎやかな場所での会話が苦手です!
デジタル補聴器なら「語音」と「雑音」を瞬時に判断し会話部分をより聞こえやすくいたします。
デパートやレストランなど大勢の人が集まる場所では、色々な音が飛び交う中で会話することになります。アナログ補聴器では相手の声をもっと聞こうと思って音量を上げると、まわりの雑音も大きく聞こえ、聞きたい音が雑音の中に埋もれてしまうという問題がありました。
デジタル補聴器の場合は、内蔵された小さなコンピューターが、補聴器に入ってきた音を、会話か雑音か瞬時に判断し処理します。雑音を抑え、会話をより聞きやすくしてくれるのでにぎやかな場所でもスムーズに会話することが出来ます。
長時間つけていても疲れない補聴器ってありますか?
アナログ補聴器は、雑音が多く、長時間つけていると耳が疲れてしまう、頭が痛くなるという方も多いようです。
デジタル補聴器の中には、雑音を自動的に制御する機能が付いている器種もあるので、アナログ補聴器にくらべてとっても静か。気になる音や不快に感じる音があれば、お店で調整してもらって、その音を軽減することも可能です。
また、最近は、補聴器をつけたときの閉塞感や自分の声のこもり感を軽減するモデルも出でいます。デジタル補聴器なら、一日中つけていても疲れにくく、快適に過ごすことができます。
補聴器は両耳装用をおすすめします。
たとえば、目のことを考えてみてください。左右どちらかの目だけでは、距離感がつかめず歩きにくいばかりか、片方だけに極端な負担がかかるので疲れやすくなります。
耳も、より快適な聞こえを得るためには、左右でバランスよく聞くことが大切です。また、人間の脳は、両方の耳から入ってくる情報に基づいて、右脳と左脳がそれぞれ役割分担をし、さまざまな働きをします。
今ある聴力を最大限に活用するためにも、両耳装用をおすすめします。
補聴器を両耳装用するメリット
●片耳の場合より、騒音下での聞き取りが容易です。
●同じ音でも、片耳より両耳のほうがよく聞こえます。こ のため、補聴器のボリュームを必要以上に上げずにす み、ハウリング(ピーピー音)の発生も少なくなります。
※片耳だけではCICタイプなど小さなサイズの補聴器が使えない方でも、両耳に装用することでお使いいただける場合もあります。
●音の方向感覚がつかみやすくなり、後方から接近してきた車の音に気づくなど、さまざまな危険から身を守ることができます。
●ステレオで音楽を聴くように、立体感のある豊かな音質を再現することができます。