第10回メガネボランティアinネパール
活動場所:ネパール国・ブンガマティ村

ネパール人ボランティアによる視力
検査の様子

活動期間:2007年11月3日~26日
数年間にわたり国内紛争がおこなわれていたネパールですが、2006年11月に平和協定が結ばれ、あらたに制憲議会選挙が2007年11月22日に行われるということで反政府側が投票所襲撃、道路封鎖などの選挙妨害が予想されたので今回は首都に近いブンガマティ村を選びました。
しかし今回の活動では何事もなく平和裏に検査を行うことができました。カトマンズからバスで1時間のところです。2007年11月3日、4日、日本から行ったスタッフ6名と現地ボランティア約25名、現地眼科スタッフ5名(眼科医、インターン、医療秘書、看護師、薬剤師)、そしてブンガマティ小学生ボランティア7名による活動で、ブンガマティ村のトュリラトナ スクールの校舎をお借りしておこないました。
1、メガネ・眼科医療ボランティア

完成したメガネの受け渡し
①454人の裸眼視力検査、問診、検眼、眼科検診をおこなった
②寄贈メガネ 226本(オーダーメガネ190本、既成老眼鏡36本
③眼科診療:眼圧検査、結膜炎等の目薬の配布、涙鼻小管の目詰まり治療などの簡易治療、白内障診断等
④白内障手術 22名(白内障手術適応者は後日首都カトマンズの病院にて手術実施)
⑤ブンガマティ小学校児童らに2400本のボールペン・鉛筆、そしてキズバン50箱の寄贈
2、孤児院訪問

ネパールの子供たち
首都カトマンズ市内にある53名の子供たちが在籍している孤児院です。乳児から小学生までいて近所の有志で運営され、国からは一切援助無しの施設です(国には予算がないのです)。玄関に置き去りにされたり警察から連絡があって引き取りに行くなどして孤児の子供たちが増えているそうです。
①日本から持参した子供用古着10kg、おもちゃ、お菓子類、鉛筆800本
②カトマンズで購入した絵本、毛布 を寄贈
3、女性自立支援施設の訪問

教育を受けたことの無い成人の女性にたいして字の読み書き、算数、裁縫などの指導をおこなう私立の施設を訪問しました。近所の比較的裕福な奥様方がお金を出し合って運営している施設です。
丁度、訪問したときは日本でいう「あいうえお」の字を勉強していました。ある奥様は「自分の字が書けるようになった」と笑顔で話をしてくれました。
①20,000ルピー(3万8千円)の運営資金の寄付